介護福祉士の資格とは？

介護福祉士になるには、国家試験を受けなければなりません。

その国家試験は、誰でも受けられるものではなく、一定の条件、つまり受験資格を満たす必要があります。

たとえば学生から介護福祉士を目指す場合は、高校の福祉コースや、2年制大学、4年制大学、専門学校などで実習も合わせて学ぶことで、受験資格を得られるケースがもっとも一般的です。

社会に出てからでも、介護福祉士の国家資格を取得することができます。

社会に出ることで、介護の重要性に気付く人もたくさんいます。

介護福祉士に年齢制限はないため、介護には関係のない会社に勤めていても、介護の勉強しなおすことで、受験資格を得て国家試験に合格すれば、介護福祉士の国家資格を取得できます。

それが社会人にも人気のポイントです。

実は、これまでは、高校や大学などの養成施設で勉強をしなくても、病院や老人ホームなどの施設で実際に3年以上の実務経験を積むことで、介護福祉士の国家試験の受験資格を得ることができました。

また、2年以上の養成施設を卒業すれば国家試験を受験する必要はありませんでしたが、2007年に改正され、2015年から新制度に切り替わります。

実際は、介護施設で働いている全てのスタッフが介護福祉士の有資格者というわけではありません。

実務経験を積んでいる最中の人もいますし、それ以外のサポート的なスタッフもいます。

ただし、介護福祉士は国家資格なので、有資格者以外が介護福祉士を名乗ることは法律で禁止されています。