介護福祉士の資格の魅力

介護福祉士資格の受験者数は２０００年には５万５０００人ほどでしたが、２００５年には９万人を突破、現在では１３?１４万人程度が受験しています。介護業界へとの関心も高まりもあり、注目の資格といってよいでしょう。

ではどうして介護福祉士の資格を目指す人が増えているのでしょうか。

その背景には厳しい経済・雇用状況と高齢化社会の進行があります。

つまり、長引く経済の不振が雇用環境の悪化をもたらし、高齢化社会の進行が介護市場の拡大をもたらしているのです。

簡単にいえば「介護福祉士は食える」資格として注目されるようになっているのです。

このように、介護福祉士の資格の魅力はまず就職・転職に役だつ点にあります。

介護業界では人手不足の状況が続いており、介護福祉士へのニーズはつねに存在しています。

取得すれば就職先に困ることはないといってもよいでしょう。

それから女性でも働く場として魅力的という面もあります。

実際介護福祉士試験の合格者の男女比では女性が８割近くを占めています。

これは結婚や出産による離職があってもその後再就職しやすい点が背景にあります。

就職の際に年齢や性別が問われることはほとんどなく、優秀な人材はどこでも歓迎される点も介護福祉士の大きな魅力といえるでしょう。

他の介護関連の資格を取得することでスキルアップを図ることができますし、ケアマネージャーを目指すという選択肢もあるでしょう。

介護業界でより幅広く活躍するステップとしての資格としても介護福祉士は役だちます。まさに介護における基本の資格といえるでしょう。